第6話 突然に始まるとあるお遊び
「結衣、新しいからあげクン出たんだって」
「コニー、それ何味?」
「4種のチーズ味」
「何入ってる?」
「チェダー、モッツァレラ、パルメザン、ゴーダ 」
「え、めっちゃ美味そうやん!
何円や?」
私はコニーにそう聞いた。
「240円」
「いいじゃん、そう聞くと、食べたくなってきちゃった。
塾終わったらコニー、ローソン行くよ」
「あいよ」
そんな話をコニーとしていた。
いつも私がコニーとするお話は、ニュースだったりコンビニの新商品とかゲームの事だ。
え?飽きないのって?
為になるから、コニーには感謝してる。
「華凛、これ見ろ」
「ヤバっ!」
「華凛、これも」
「可愛い!」
何だか、華凛と匠とマリが騒がしい。
何をしているのかと思い私は、目を向ける。
「何やってるの、コニー?」
私はその正体ならざるものが何なのか分からず思わずコニーに聞く。
「あ〜、あれね。
華凛に推しが居るんだけど、推しが好きすぎるあまり画像を見せるとあんな風になる。
まあ1種のお遊びだから、結衣もその内分かるよ」
コニーが冷静に言う。
コニーはやっぱりこれを見ているからこそ分かるのか?
コニーすげえよ。
「おう…。
それにしてもコニーは冷静だな」
「見慣れてるからねえ」
コニーはそう言う。
「それでは教室に入って下さい」
塾長がそう言って、そこでそのお遊びは終わった。
このグループ、ある意味凄いと思う。
これからどうなっちゃうのよ、このグループは。
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