第4話 神さんからのメール。

 あ~嫌だ嫌だ!

 光ってるメールみたくねぇ~!


 でも気には為る……。


 仕方ない諦めてメールを開くか…。


 メールの内容は………………。


***


やぁ(^_^)/~~樹里さん!

私の眷属の雪豹を助けてくれてありがとう。

私の眷属……可愛いでしょ♡

それに怪我を治療してくれたのだね?

フフフ感謝するよ。

それなら君に雪豹は頼んでも良いかな?

あっ!それとレツ君達の言葉分かる様にしたからね?

これからは三人と話し(念話)が出きるから楽しんでね。

任せたよぉ~♡

あ、あと美の女神達がソロソロ騒ぎ出したんだよぉ~いつものお願いね♡

ではね~*



 くっ、あの神!

 また食いぶち増やしやがって!


「カイト……」

「何?兄ちゃん(また厄介事かな?兄ちゃんこう言う会話を始める時は、必ず厄介な話しをするよね)」

「大変な事が分かった」

「え、今?(当たりだ!また何だろう。嫌だなぁ~)」

「うん、今だ」

「何が分かったの?」

「あの雪豹……テイムして良いそうだ」

「え?」

「………はぁ~」


 頭いてぇ……獣魔増やしてどうすんだよ!


「マジ?」

「マジマジ、おおマジです」

「やべぇ~!(今度は豹か?)」

「だろ?」


 つうか、豹は納得すんのかよ!


「あれって、神様の眷属なんだろ?」

「おう、そうらしいぞ?」

「どうすんの?納得してんの?」

「さあな?だが、もう押し付けられたから面倒を見ないとな。あれは害獣になるかな?よく分からないけど?」

「あぁ…だから怪我してたのかな?」

「さぁ?なんで怪我したのかは……本人に聞かないとわからん」

「聞かないととか?なに言ってんの。話が出来る訳じゃないでしょ?」

「まあ、そうだなぁ……」 

「なに?もしかして話せるとか、馬鹿な事言わないよね?」

「さ、さあどうだろうな?俺にも分からん」


 俺から目を逸らして頬をポリポリと指で掻いてる。兄ちゃん……癖だなそれ…。


「なんだよそれは……全く。それとさ」

「なに?」 

「奥の獣人君?どうするの?」 

「まあ、ここは頂上に近いだろ?山裾に村があるからそこの子だと思うが……。それも起きてくれない事には」


 カイトと樹里が二人で、助けた子供が寝ている部屋を見つめた。



☆☆


 その見つめた先の部屋で、寝かされて居る獣人が目を覚ました。


「ん…ん…ん!」


 パチリと目を開けるとエルスは、自分が寝かされて居ると分かったけど………。


「ここは?何処だろう?」


 身体を起こしてエルスは部屋の中を見回すが、唯の何もない部屋で、あるのは自分が寝かされて居るこの四角い板と布団だけだ。


 それに自分は怪我して……。

 身体を見れば……。


「う、うわーーーー。け、怪我!それにふ、服が!な、ない!」


 その叫び声が部屋で反響し、樹里達が居るリビングにも響いたのだった。



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