第2話 快適な暮らし。
それから数年、その湖畔で暮らして居るジュリだ。
ジュリは二十歳をとうに過ぎ24才に為っていた。
湖畔での暮らしは快適!
結界を張ってあるので、全く魔物からの被害はないし、この場所の気候は四季がありジュリは季節を楽しみ暮らしている。
偶に、神も遊びに来るという、何とも不思議な現象が起きていたが……。
何もなく気ままに暮らす毎日だ。
この場所に来てから6年ジュリは一切人との関わりを経った。
何せジュリは、金を使わなくても暮らせるのだから。
何も無理をして、人と関わる事をせずとも食べては行けるのだ。
「インターネット様々だよな。ハハハ!何せグランバネル達からも、おねだりをされるぐいなんだから!」
等とと宣うのだから呆れたものだが。
そして、テイムした魔従達も大きくなり6年前に建てたログハウスは、手狭に為りに立て直す事に為ったのはほんの4年前だ。
今では2LDK平屋の一軒家に迄広くなった。
何せ二匹ともライオン並みにデカイのだ。
「全く、大きく為ったよなぁ~。これじゃネコなんて誤魔化せもしないよな……。まあ?人里に下りないし良いけどな」
リビングのソファーに座り、レツとレオが足下に寝る姿を見て独り呟いた。
6年暮らして分かったのは、この山の裾野には人が住む村があった。
村人はせいぜい100人前後の小さな村だ。
ジュリは、絶対に村人に気付かれ無いようにこの場所を隠した。
村からは、ジュリが住むこの場所までは距離があり、獣も通らないような鬱蒼とした場所だが。
誰かが間違ってここに入り込むかも知れない。
それは、わからないのだ。
なので、家を中心に半径300メートルの範囲に結界と認識阻害に遮音魔法を、厳重に掛けたのだった。
季節は春。
ジュリは、散歩がてらに結界の外に出て山の中を散策?湖の回り結界内でも山菜は取れるがなんとなく、気が向き結界の外に出ていた。
山からの恵みに、あやかるがのごとく山菜や木の実の採取をしていた。
するとジュリの後ろから、ガサガサと木々が揺れ何かが動いた音がした。
「なに?」
小さく呟き、マップを見るとジュリの後ろに魔物が数匹ジュリを狙っていた。
「ん~ゴブリンさんですか……ウザイ」
仕方ない狩っとくかな……。
ジュリは、ゴブ達に気付かれないように油断した振りをして、ゆっくりと腰に下げた剣に手を伸ばし。
振り向き様に素早く動き、ゴブ達の側に近付くと剣を抜きゴブに斬りかかった!
ゴブ達はジュリの、後ろから襲って殺すつもりだったが、逆にゴブ達はジュリの攻撃を交わす事も出来ずに逆に殺され始末された。
「んとに……、人が楽しんで山菜狩りをしてたのに。邪魔しやがって!」
面倒臭せぇ!
ぶつぶつ文句をいうと、倒したゴブ達を始末して家に戻るのだった。
こんな生活が6年。
そろそろここも飽きたな…。
我ながら長くここに籠ったよな?
そろそろ人里に下りて町で暮らすかな?
でもなぁ……レツ達はどうするか……。
……思案中…………………うん!無理だな。
仕方ないやっぱここにいる方が絶対に波風立たないな。
引き籠り続行だなハハハ!
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