第30話 とりま、お礼を!

 そして、カイトと食後の腹ごなしの訓練中。


「は~ぁ!やぁ!えい!はっ!」


 パンパンと竹刀が打ち合う軽い音が響く。


「ほら、カイトもっと力入れて!打ってこい!ほら」

「い、痛いよ!もう!兄ちゃん」

「ハハハ。痛くないだろ?それくらい」

「痛いよ!僕は兄ちゃんと、違うんだからな!」

「そうか?なら、ここだ!」


「パン」とカイトの腕を目掛けて竹刀を卸す!


「いっ!痛ぁぃぃ!もう!少しは手加減してよ!兄ちゃん」

「手加減してるぞぉ~!それより次は魔法の訓練な?」

「………つ~か~れぇたぁ~!」

「何?」 

「疲れた一休みしたい!」

「………?そう?なら、水分補給しないとな?」

「うん!」


 返事だけは元気だな。

 仕方ない!車のキッチンに冷蔵庫あったな……。

 あそこに飲み物入ってるかな?


「カイト、車中探検しょうぜ?飲み物も有るかもな?」

「本当に?」

「分からん。無くても俺が出すよ」

「そう?なら探検する!」

「なら、ドア開けるか」


 車のドアを開けてリビングでいいのか?に入りキッチンに移動する。

 そして冷蔵庫を開けると……、残念です何も入って無いのか。

 ここは飲み物でも入れて置くかな?

 水に100%の果汁ジュースとスポドリに、麦茶?と緑茶にウーロン茶でいいかな。

 あとは、食品は……止めとくかな。

 菓子類は棚に入れとくか?


「兄ちゃん、何も入って無かったね?」

「まあ、そうだな。ほら、スポドリ飲むだろ?カイト」

「うん!だけど、コップに出して飲まないと駄目?」

「駄目、はいコップ」

「ありがとう」

「カイト俺のも」

「はい!どうぞ」

「おっ、ありがとうな。カイト……んぐ……ぐっプハ~!冷たい!旨」

「プハ~美味しい!」

「カイトあっちで座ろうか?」

「うん」


 カイトと、リビングに移動してソファーに座ってのんびりする。

 のだが…、カイトはバックからゲーム機出してきて、ゲームを始めて仕舞った。


「カイト、ゲームか?」

「………う……ん……」


 おもちゃ渡してから、偶にやってるんだよね?

 分かるの?


「あ!兄ちゃん!ここどうすんの?」

「ん?これか?」

「そう、ここ!難しくて分からないんだ!」

「そうか、ここはな………Aボタンと、Lを一緒に押してな。そして、こうだ!ほらクリア!」

「あっ!僕がやるの!もう…兄ちゃん!」

「ハハハ!いいだろ?クリアしてやったんだからさっ!」 

「もう!兄ちゃんはぁ~。ああ飽きちゃった!僕寝る!ふん」


 ふて寝したか……仕方ないなぁ。

 外片付けて、俺も昼寝かな?

 の前に……グランバネル神さんに、お礼をだな。


 酒を数種類と、摘まみに駄菓子に乾きものを。

 甘いものはスイーツか?

 ケーキ数種類にアイスもだな。

 それからなんだっけ?

 ああ化粧品ね?

 ええっと……化粧水に?乳液に、オールインワンとかも居るのか?

 よく分からん。

 それから、美白の基礎化粧品セット?

 なんだこれ?まぁいれとくか。

 そう言えば……昔、姉ちゃんがよくリップって、言ってたかな。

 なら、リップもかな?流石に口紅は要らないだろうかな。

 つう事で、この辺で打ち止めです。


 神さん達、今回はありがとうごさいます!

 取り敢えずお礼をいれて置きます。


 よし!手紙も書いた!


 アイテムボックスの中、神さん用ボックスにぽいだ!

 おし!俺も昼寝だ!


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