第25話 屑だった。

はぁ、あんたさ全部暴露されたいんだな?自分で勝手に俺の前で土下座したのに……」

「あら、そうなの?この人貴方に何かしたの?貴方家を買ったのよね?」

「ああ、そうだぜ?しかも依頼のシーサーペントも狩って、町に貢献したんだが…?余計なお世話、だったらしくてな?俺に嫌がらせをしてきたんだよ!あんたの旦那はさっ!」

「……この人が貴方に、一体何をしたの?」

「町長の次男坊に俺の情報を漏らして、その次男が昨日家に来て、文句を言ってきたよ?ここは俺が住む予定だったとか何とか?それで暴力を奮ってきたな」

「まぁ、貴方に……怪我は?」

「いや、大丈夫だがな?今後もそう言うことがあると困るんだよ。俺には小さな弟が居るからね」

「あら、ご家族がいるの?」

「ええ、10才になる弟がね」

「まあ、貴方だって未だ子供よね?」

「子供では無いが…18になる」

「まぁ、18才で貴族で家を?」

「まあ事情があってね?」

「そうなの?それなのにこの、ボンクラが貴方に迷惑を?」

「……まぁ、そうなるね?で、しでかした責任をというか…。勝手に動いた、後始末をどうするのか聞いてるところだよ」

「………はぁ貴方また人に迷惑掛けたのね?」

「い、いや……この餓鬼……いや、兄ちゃんが生意気だったから。俺が大人のルールーをな?」

「…………呆れて物も言えないわね…私考えようかしら?」

「か、母ちゃんな、なにを…考えてる?」

「……ちょっと黙って!」

「は、はい……」


 なんだこいつら、俺の話しは未だ終わってねぇぞ!


「おい!痴話喧嘩はよそでやれよ!で、ギルマス大人のルールが、あれなんだな…。凄いルールだな。あんたみたいな大人が、道徳のない大人を吹っ掛けて?俺に嫌がらせかよ、それが大人のルール?」


 ざけんのも大概にしろよ!

 それで良くギルドマスターなんて出来てるな。

 そういやこいつの鑑定って、してないか。


鑑定 ステータス。


名前 バッシュ 家名なし


年齢 37才


職業 ロストール支部 サブマスター。


Lv 40


HP  150

MP  40

体力 170

魔力 25


剣術 Lv 20

魔術 Lv 7

武術 Lv 9


魔術


生活魔法 火魔法


スキル


なし


加護なし


追記


 ギルドマスター ダン・バレット。行方不明。




 …………なんと言うか、すっげぇ屑だった。

 てかサブマスじゃんかよ!こいつ。


 追記の……ギルマス行方不明ってなに?



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