母親に追い出されたので勝手に生きる!!（泣きついて来ても、助けてやらない。）

第9話 ラーメンを作ろう

　結界を張ればゆっくり出来そうな場所を、見つけたのでそこに二人で下りた。

「さてカイト……結界張るからな、そこから出るなよ？」

「分かった。広めに場所取ってよね！」

　え、偉そうだなおい！

「カイトなに？広目ってさ？」

「な、何でもないよ！レツを出すんだから、それくらい分かんないの？」

「お、おう。そうだったな。レツ……レツな」

「ほら、レツ外だぞ出ておいで」

「にゃん」

　レツが一泣きすると、俺に飛び付き顔を舐めてくる。毎回思うが……舌がざらざらしてて痛い。

　勘弁してください、レツ君……カイトがそれを見ると不貞腐れるんだよ。

「兄ちゃん……狡いよね？何にもしてないのにさ！」

「仕方ないだろ！俺がテイムしてるんだから。なぁ、レツ？」

「な～ぅ～！」

「ほら、レツも返事してるぞ？」

「むぅ………。おいでレツ遊ぼう！」

「二ャ～ン」

　遊ぶと言って俺から少し距離を取ってレツとじゃれて遊び出した。

　まぁ、偶にならいいか！

　さっき泣かせたからな、放っておこう。

　さて俺はここで飯が食える様に支度をしないとな！ラーメン作るぞ！

　まずは、作業台と…コンロを、先に出して。

　それから、鍋と麺は野菜はネットから出すか。

「あ！カイトラーメンは、なに味が良いんだ？」

「え？なにぃ～？」

「ラーメンだよ！味、あじ！」

「辛味噌がいい！」

「了解」

　なら、札○ラーメン味噌味三食入を出して、一味と……後は野菜は何にするかな。

　モヤシに、ネギにキャベツに、人参と肉は……ボアで良いか？

　よし必要なものは出たな？後は器か。

　ラーメンどんぶりだして後は握り飯かな？

「おし！作るぞ…………………」

　…………………作業中………………

「これで……味噌に一味まぜて、スープ入れて……と麺は湯だったから………」

　湯切りして、野菜入れて………出来上がりだ！

「カイト！飯出来たぞ、おい！カイト」

「………はぁい！今、いくよ！」

　カイトがレツを抱いて戻ってくる。

「お前は……何処で遊んでた？なんで、そんなに泥だらけなんだ？」

「えへへへ。ごめんなさい」

「全く、ほら！クリーン」

「ありがとう、兄ちゃん！レツも綺麗に成ってるね？」

「まぁな、ほら飯ができたぞ！お前のリクエストのラーメンだよ！おまけの握り飯もな。あとは、レツの飯だ！」

「にゃん♡」

「やった！なら早く食べようよ」

「おう！座って食おうな？」

　用意したテーブルに、二人で座って食事を始める。

「「頂きます」」

　ずるずるとラーメンを啜って麺を食べる。

「に、兄ちゃん辛くて、おいひぃねぇ～！」

「辛かったか？水あるぞ」

「うん！飲む」