第15話 父からのコンタクト
「んで、何がご所望ですかね?神様」
「フフフきょうは、おねだりも有るのですがね?良い知らせですよ?」
「なに、それ恐いんだけれど……」
「貴方の、お父様がですね。ジュリさんと連絡を取りたいそうです」
…………今更かい!何が良い知らせなものかよ!
…………ざけんなよ。
「なら、伝えてくれますか?死ねよバァ~カと。どこで、何してたのか知らないが……今更会って何を話すのか。とね?グランバネル様も、空気呼はんで下さいね。おねだりとか!信じられねぇ~」
すると、違う神がスッと現れる。
出てきかたが、こえぇよ!
「ほぅ~ら。だから、あたしが言ったじゃないのよ!ジュリちゃん怒らせて。もう、役に立たないわね!」
「おや、パルミア様ですか?随分とお久しぶりですね?また、おねだりですか。神様なのだから肌とか、肌とか、肌とか!関係ないのでは?物が欲しい時だけは、御機嫌のようですが」
「ほ、ほら、グランバネル!あんたのせいよ!ジュリちゃん、めっちゃ怒ってるじゃないのよ。あたしあれがないと、死んじゃうのよ。なんとかしなさいよ!ジュリちゃんの機嫌直して頂戴」
ふん!今回は絶対に何もやらない。
俺は寝る。
「「あ、ち、ちょっと待っ………」……」
「ああ、通信切れちゃいましたねぇ……」
「どうするのよ!ジュリちゃん怒らせて。もう~あんたしか、ジュリちゃんとコンタクト取れないのよ。本当に……役に立たないわね!絶対にヒューも怒るわよ。私は知らなぁ~い」
文句を言うだけ言ってパルミアがその場から消える。
「はあ~どうしましょう…。ジュリさん怒ってましたねぇ~。それはそうですね……。あの家に置き去りにして逃げたのは、方ですからね……。息子を置き去りにして逃げた報いです。さて、ジュリさんの言葉をそのまま伝えに行きますか……。全く損な役割ですねぇ~」
◆◇◆◇◆◇
「兄ちゃん?なあ、兄ちゃんてば!起きてよ。朝だよ」
「ん……カイト……わりい……もう少し寝かせてくれ……」
「兄ちゃん!起きろーー」
「おわぁーーーー!び、ビックリするだろが!カイト。耳元で叫ぶな。危険だ!」
「起きろよ!兄ちゃん。朝だ」
「ん~分かったよぉ……。優しくない、カイトが優しくないよぉ……」
「嘘泣き禁止!ウザイ」
「う!カイトにうざいって言われてしまった……。兄ちゃん立ち直れない」
「あぁ、マジうざいんですけど!どうしたの?」
「いや、なんでもない。さて、起きるか!飯だな
」
「お、おう……。変な兄ちゃんだ!」
「すまんな、カイト。飯食ったらレツ連れて、町探して様子見てから、暫くそこに滞在するか」
「え、そうなのか?」
「おう、そろそろ人と話しをしたいだろ?」
「まあね……でも。分かんないな」
ま、そうだな…….町によって違うからな……。
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