第9話 子供のステータスは?

 子供が、食事をしている間に鑑定をする。


鑑定!


ステータス


名前 なし

種族 人種


年齢 ??

職業 奴隷


レペル 3


HP 15

MP 19


魔法 水魔法 土魔法

生活魔法


スキル


剣術


この世界の一般人。



 なにそれ?でも、結構鍛えればなんとかなるね?

 唯、年が分からないかぁ………。

 見た目は………言葉がしっかりしてるから8才前後かな?

 まぁ良いや!取り敢えず子供が飯を食べ終わるのを待ってから片付けをはじめる。


「はい!片付け終わり!」

「………?」

「ええっと君?」

「………」


 う~会話が………。

 頼むから何か反応してくれ!


「君、村に帰りたいか?」


 すると、頭が取れそうなくらいの勢いで首を振る。


「か、かえっても………」

「家ないの?」

「うん………」


 うんと頭を縦に振る。

 困ったぞ……ここからだと一番近い村は………。

 マップにはないかぁ~!

 あ!そうだ、その前に足の傷治すか?


「ちょっと、君の側に行っても良いか?」

「………うん」

「なら……ヒール」


 子供に治癒魔法ヒールを掛ける。

 子供は、自分の足やその他の小さな傷が治って行くの見て驚いて声を出した。


「…………うわぁ~!痛くないよ、お兄ちゃん!」

「そうか?もう痛いところはないか?」

「うん、ないよ?」

「で?」

「で?」


オオム返しするなよ~?

あ、俺の質問の仕方が悪いか。

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