古めかしい大きな貨客船が係留されていた
大桟橋に到着はしたが、クルーズ船の入港時刻よりもだいぶ早くに来てしまった。
山下公園でもブラつこうと、売店でソフトクリームを買い、ベンチで食べた。
この横浜の大桟橋はとても歴史のある港のようだ。
古くはペリー提督の黒船来航によって開港し、関東大震災や東京オリンピックに合わせて建設、増改築が繰り返され、現在のターミナルの形になったのは、2002年のようだ。(大桟橋HPより抜粋)
時たま目の前を、シャトル便の船が往来していた。
乗り場は大桟橋とは違い、ホテルニューグランドから真っ直ぐに山下公園に進んできたところにある桟橋だ。
天井までガラス張りのシャトル船は、横浜の景色を見るには快適そうであった。
シャトル船の乗り場の横に、古めかしいが大きな船が係留されていた。
白地の煙突には二本の赤いラインが入っている。
日本郵船の旧貨客船、氷川丸だ。
今は退役し、船内は博物館として保存されていた。
大型クルーズ船の入港まで、あと1時間と少し時間があったので、せっかく横浜まで来たのだし、見学することにした。
桟橋から連絡通路を渡り、船内に入ると受付があり、そこでチケットを買った。
「順路」と買いてある標識に従い、まず一番目の部屋に入った。
そこには大きなモニターがあり、氷川丸の歴史が映しだれていた。
(以下は日本郵船氷川丸のHPより抜粋)
氷川丸は日本郵船が1930年にシアトル航路に建造した貨客船で、当時は最新鋭の船として竣工。
終戦まで3回触雷したが、沈没を免れ、戦後は貨客船に戻り、1953年にシアトル航路に復帰。
船齢30年に達し、第一線を退くまでに、太平洋横断254回、船客数は2万5千余名と活躍した。
氷川丸の歴史を見た後、私は船内に続く廊下に歩を進めた。
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