第6話 目が覚めたらツーリングに行っていた 2

ゴシゴシ

ハァ~

ゴシゴシ


誰かがライトを拭いてくれている

う~~ん、気持ちいな~

甘い吐息に・・・・・・・

何かの内臓をブッカケられたような匂い・・・


!!!!!


思い出したくも無い物を思い出し、一気に目が覚める


路肩に止められ、女子オナゴライトを拭かれている

幸せなんだが、それに至るまでが・・・・・・・・・


若干、モ○ラの香りは残っているが、キュートでプリティーな

ライトに戻った

さっきまではモザイク必須な状態だったもんね

ライトも綺麗になって再び路面を綺麗に照らす事ができるようになったので北上することになった


その後は大きな虫アタックは無く(小さいのはチョコチョコ来たけども仕方なし)陽が上り始めて来た


気がつけば風情の残る山里の中を走っていた

周りはTHE日本の田舎と思えるような景色


水田の稲もそよ風に揺られて気持ちよさそうだ

こっちも女子オナゴのお尻の感触が気持ちい


テレビや動画サイトでアイドルがバイクに跨っているのを見ると

あのシートになりてえええええ!!と良く思っていたが、実際になってみると

意外と女子オナゴなら誰でも良いかもしれない疑惑


邪な気持ちを抱きながら走っていると急に開けて来て、牧草畑が多く目に入るようになって来た


いや、大自然とこの狩猟な株は良く似合うよね!!

乗ってるのはヤロウではなく女子オナゴだし!!

カタログの1ページ、一コマにでもなった気分♪


そんな呑気な事を考えていた時もありました


道路に茶色い物が転々と落ちているのが目に入るようになってきた

うまく避けてくれているのでアレが何なのかいまいちわからない

風に運ばれて少しアレな匂いも若干するが、遠くに見える牛舎からの匂いだろうと思っていた


ちょっと急な坂道を登りきった時に、悲劇が起きた

上ったと同時に出てきたのは避け切れない程の・・・・・

○ンコ ウ○コ ウン○ 

見るからにさっき産まれたやつ 

仄かに湯気?いや気のせい

んちゃ!!とか言うお医者でスランプな機械の女の子が持っているような

ピンクの可愛いやつではない

THE牛糞

牛糞オブザ牛糞と呼ばれるようなレベルの物が沢山!!!


避けられるはずもない

逃げ場もない

ここで転んだら2次災害で女子オナゴもまみれてしまう

そんな性癖は残念ながら持ち合わせてはいない!!



グチャッ!!

グチャッ!!


見事に、前脚フロントタイヤ後脚リヤタイヤで踏みつける

タイヤに巻き上げられて、心臓エンジン下腹部ボディ下側に容赦なく飛び散ってくる






くっさああああああああああああ!!!




くっせえええええええええええええ!!!




再びここで意識を失ってしまう



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