第4話 目が覚めたら車検に連れて行かれてた 2

パァーン!!


壮大な放屁アフターファイヤーを放ってしまい、恥ずかしくて顔を上げることが出来ない


あー、ライトは下を向けたのか・・・・・・

ションボリしていると、とうとう検査ラインに入る番になる


Fブレーキのテスト

スピードメーターテスト

Rブレーキのテスト

ライトの光軸、光量のテスト

排気ガスのテストは・・・・ない年式だ

これは排気おならガス出したい放題だな!!


ブレーキのテストは、ふんぬ!!っと頑張れば大体問題ない

例外があればタイヤが古くて硬すぎたりしたときくらいだろう

ローラーを止める勢いでやるから結構ズリ剥ける感覚なんだよね


具合が悪くなるのは、スピードメーターのテスト

後足リヤタイヤ固定されてる状態で前足フロントタイヤだけをローラーで無理やり回される

そうまわされるんです!!自分の意思とは関係なく回されるから違和感の塊


あ、らめぇ~ あ、あ、あ と声が出てしまいそうになったのはここだけの秘密


最後は最初で最後の鬼門となるヘッドライトテスト

さぁてこのイケ面目力をテスターに食らわせてやる!!といき込んでいたら

後ろからさっきの放屁アフターファイヤーの件でこっちを見てクスクスなにかを話してるのが聞こえてきた

もうやめて!!出ちゃったもんはしかたないでしょ!1忘れてよ!!

恥ずかしくてライトを下に向けてしまう


テスターが音を立てて左側からやってくる

ライト上目遣ハイビームいで準備万全!!

ああん??かかんてこんかぁーい!!と言わんばかりに気張ってますよ!!


電光表示板には ライトの検査をしております と表示


ああん??やんのかぁ???おらぁ???


テスターを睨み付ける、本場のヤンキー張りにしたから睨み付ける!!


もう一度検査します と表示が変わる


あ~??なんだとぉぉぉ~??こらぁ???


さらに粋がってみた。ヒゲ親父もアクセルを開けてライトへの電力を多めに回す。下手なチンピラなら逃げ出すくらいのメンチを切ってると思う


ヘッドライト「✖️」


そんな文字が電光表示板に出てきた


え???


あ!!!


さっきから下向いたまんまで粋がってましたよ!!

ライト上げてないや・・・・・・


ごめん!!ヒゲ親父!!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る