第28話 金の斧
売り方の左腕が奪われた直後、あの楽譜が舞い上がった。
幾度と無く挑み、果たせなかった楽譜の入手。
今回は売り方の個人的な取引。
その為か、売り方が反射的に掴んだその楽譜は、すり抜ける事無く彼の掌中に留まっていた。
(このままでは取引が成立しません。さあ、ご選択を)
すべやかで透き通る様な白い顔肌、通った鼻筋に切れ長の眼、長く整った睫毛。
その美しい貌が、選択を迫る冷淡さとは裏腹に、気遣わしげなものに変わる。
体を覆う悪寒と母の姿が選択を迫る中で、売り方は混乱していた。
右手は使えない。体は無意識の内に、奪われたばかりの左手で宙に浮かぶそれを掴もうとしているのだ。そんな事は不可能なのに!
「……断る、と言ったはずだ」
悪寒と混乱の中で、売り方は必死に考えた。
これは相場の神との取引。取引は駆け引き。駆け引きは相手の弱いところを突くもの。
この相手の弱いところ、若しくは嫌がる選択とは何だ?
(遺憾ながら、その選択肢は存在しません)
そう言って、母の姿は、自分の左手を前へ押し出す様な仕草をした。
それに呼応するかの様に、更に売り方に近づく、売り方の左腕。
それを見た売り方は、悪寒と次第に増してきた喪失感に苛まれ、右手の楽譜を手放しそうになってしまう。
だが、すんでの所で踏みとどまった。それは、相手の本音を知らずに取引を終えられないという相場師としての本能か。或いは、寸前に脳内に閃いた、少女の寝顔の所為なのか。
(さあ、もう諦めて……)
その、母の姿の言葉に、売り方はある事を思いついた。
「その前に教えてくれないか?」
隙あらば逃れようとするかの様にその身を捩る、楽譜を掴み直しながら。
「もしバイオリンを選んだら、俺の左腕は何処に行くんだ?」
(え……? それは)
その質問は余程意外だったのか、面食らった表情になる母の姿。
取引は駆け引き。
故に、相手に本音を悟られた時点で負ける。
この母の姿をしている相場の神は、売り方の紛れの様な質問に簡単に動揺し、経験の浅さを露呈したのだ。
少なくとも、売り方にはそう見えた。
(……こちらになります)
右手を頭上に掲げる母の姿。
すると、周囲の大気圧が急に下がった(加速状態なので有り得ないのだが)様になり、母の姿の直上、立会場の天井に直径3メートルほどの穴が開いた。
その穴は三階部分も突き抜け、屋外の空が見えている。
だが、よく見るとその空の色は通常の秋のそれではなく、提示されているバイオリンの蒼に酷似した色だった。
上に在りながらも、覗き込むうちに、その中に落ちていきそうになる感覚が――
(凝視はお控え下さい。生きている人間が見ていい場所ではありません)
確かにそれは、異質な感じを与える眺めだった。
ただ、悪寒と喪失感に苛まれている売り方に、片時とは言えそれを忘れさせるほどに、神秘的で且つうそ寒いものを想起させるものだった。
母の姿は左腕の行く先と言ったが、或いは人が死んだ後に行く先であるのかもしれない。
売り方は、最後に戦慄を覚えた。
(如何ですか?)
凝視するなと言いながら、未だ穴を消さずに晒し続ける。
その上で、更に感想を求めてくる。
稚拙な恫喝だ、取引を諦めろと言う意味での。
「結構だ」
ゆっくりと立ち上がる売り方。
穴を覗いた所為なのか、悪寒と喪失感は未だ残っているものの、その総量は減った様な気がした。
だが、体のバランスは狂っていた。右半身が異様に重いのだ。
(大丈夫ですか?)
ふらつく売り方を案じる母の姿。
「だ、大丈夫だ。そこで提案なんだが」
売り方は、本題を出すチャンスだと思った。
今なら、母の姿は自分が本音を晒している事に気づいていない。
「受け渡しは、
(……え?)
蒼天の穴を消した母の姿、再び面食らった表情になる。
話がここまで進んでも、母の姿は売り方の右手の中に有るものについて言及しない。
それは、母の姿が何らかの事情を慮っている事の証左だろう。
そして、この取引を無かった事にしようとしている。
売り方に楽譜を諦めさせる事によって。
「株の取引では普通だろう。そして、この取引が相場に準じるのなら」
売り方は、事情の正体を暴く必要は無いと考えた。
楽譜の所持を見逃してくれるのなら、それは売り方にとっても好都合だからだ。
そこを突いて、選択の引き伸ばしをしてしまえばいい。
そして、その間に楽譜を少女に与える。
左腕はその後に取り戻せばいい。
(そ、それは、そうですが……)
視線を斜め下にずらし、片手を口元に当てて考え込む母の姿。
少しの間そうしていた後、再び気遣わしげな表情と姿勢に戻った。
(それでは私からも質問です。この状況は、何かに似ているとは考えられませんか?)
容姿も手伝って、気遣わしげな表情が、いっそ母親が幼い息子に対するものの様にも見えてくる。
(これはまるで、イソップ寓話の“金の斧”みたいだと)
「な、何だと?」
今度は、売り方が意表を突かれた。
「何故そんな事を?」
(似ているでしょう? 貴方が落としたのはこの金の斧か、それともこの――)
「正直者は、金の斧も銀の斧も鉄の斧も全て貰える、ってアレか。それでは、俺が素直に左腕を掴めば、ここに有る全てをくれるのか?」
(いえ、そうではないのですが)
つまり、この母の姿は、売り方にかの有名な寓話を想起させて、そのオチと同じ方向に導こうとしていたのか。
それで、売り方に楽譜の入手を諦めさせようとしていたのか。
何らかの事情の為に、楽譜に関して言及出来ないのだろう。
だがそれにしても、やり方が余りにも遠まわしだ。
売り方は母の姿の弱点を見た気がした。
「では、その左腕を返してもらおう。但しその受け渡しは中二日後、つまり来週の火曜日だ」
(ふう、まったく貴方という人は……)
軽く俯き、
(分かりました、受け渡し日を設定しましょう。但し)
何かを諦めた風で、顔を上げる。
(明日の朝、前場の寄り前までです)
「何故だ? 中二日では問題が有るのか?」
(問題ならば、そもそも受け渡し日を設定する事自体が問題です。そこでせめて、場が開いてない間だけは猶予しようと。これでも譲歩しているのですが)
諦めた風の顔から、困惑の表情に変わる母の姿。
事情がよく分からないものである以上、あまり突っ込んだ要求をするのは危険か。
売り方は、引き際だと判断した。
それに、一晩あれば、少女にこの楽譜を与えるのは充分可能と思えたからだ。
「そうか。うむ、それで良いか。では明日の朝9時に受け渡しで」
それを聞いて、中空から降りてくる母の姿。
歩み寄る売り方。握手をしようとして、左手はもちろん右手も使えない事に気づく。
(……分かりました。但し、お渡しするのはこちらのバイオリンになります)
うろたえる売り方を見ないふりをして、中空に浮かぶ蒼いバイオリンを指し示す母の姿。
「左腕ではダメなのか?」
(左腕をお返しするという事は、この売買が成立しないという事です。つまり、別な日に受渡日を設定する事が不可能となります)
「とりあえず、という形だから、どっちでも良いだろう?」
(申し上げました通り、左腕は買われた後に私の手でその価値を上げます。その段取りが無いのであれば、それを実現するためのモノも消滅してしまいます。それでも宜しいでしょうか?)
回りくどい言い方で分かり難かったが、要は、右手の中の楽譜が消えるぞ、と母の姿は言っているのだ。
売り方は、その事にようやく気付いた。
「そ、そうか……それならバイオリンでいい」
それでも、明日になって、また取引の中で左腕を取り戻せるかもしれない。
最悪、左腕を失う事になっても、この楽譜を少女に与えられる事は確定なのだ。
しかも、この不思議な雰囲気を纏った蒼いバイオリンも得られる。
懲罰と言いながら、決して悪い取引ではない。売り方はそう考えた。
(恐れ入ります。では明日……)
締めようとした母の姿、何故か何かを逡巡する風になる。
「何だ? 何か問題でも?」
(いえ、そうではないのですが。ただ、私を知る人は、何故必ずこんな風になってしまわれるのかと……)
売り方の足元を見つめながら、悲壮な表情になる母の姿。
“こんな風”とはどういう事なのか。悲惨な結末と言う事なのか。
売り方は母の姿を見ながら、相場師の末路が大概ロクなモノではない事に思い至った。
「今までの奴らがどうだったかは知らないが、俺はそんな風になるつもりは無いぞ」
その売り方の言葉を聞いた母の姿は、お前が言うのか、という呆れたような詰る様な表情になってしまう。
売り方は、母との会話を憶えていなかったが、生前の母はひょっとすると、こんな風に心の線が細い人だったのかもしれないと思った。
そんな事は無い、と、思わず抱きしめてやりたくなる様な。
「何を気にしているのか知らないが、アンタは良くしてくれているよ。問題は無い。寧ろ感謝してるくらいだ」
楽譜の事とその事情を慮っているだろう事に関して、言った。
だが、左腕を奪われた状態で、その言葉にはあまり説得力は無い。
売り方にその自覚は有った。が。
(ならば取引を中止して……、いえ)
母の姿は、一瞬眉間に皺を寄せ、目を閉じ俯いた。
そして、直後に顔を上げ目を見開いて、言った。
(左腕の懲罰売買の件、明日の午前9時に現物の受け渡し、承りました)
背筋を伸ばしてみせる。無理をしている感と共に。
「ああ、それとな」
母の姿の痛ましい様子を見かねた売り方は、軽口を叩く事にした。
「服の袖は返してくれないか? 売買には関係ないだろうし、シャツはともかく上着は借り物なんだ。このままじゃ怒られちまう」
(え、ああ、それなら……)
母の姿は、片手の指を弾いて見せた。
パキンという音と共に、売り方の左肩に甦る紺色のブレザーの袖。
(こちらは、私の預かりと致します)
指を鳴らした腕を、今度は頭の高さに上げ水平に軽く振る、母の姿。
すると、裸の左腕と蒼いバイオリンは虚空に消えてしまった。
(ああ、それと)
何事かを思い出した様に、母の姿。
(先程の金の斧。あの話の寓意は、嘘吐きは何も貰えない、それどころか大事なものさえ失う、というものです。ご注意あれ)
確かに、金の斧の寓話は、嘘吐きが神に金の斧を求めて、使っていた鉄の斧まで失ってしまうというオチだったか。
売り方は、僅かながらも持ち直した母の姿に、少しだけ安堵した。
「俺は、別に嘘などついてはいないが」
(嘘吐きの方は、必ずそう仰います)
また片腕を頭の高さに持ち上げ、今度は下に向かって振り下ろす。
(明日の約束は、嘘ではありませんように)
母の姿がそう言ったのと、周囲の雰囲気が現実のもの(加速状態でなくなった)に戻ったのは、ほぼ同時だった。
途端に辺りに満ちる喧騒、人いきれ。
売り方は、立会場の現実の時間の中に戻ってきた。
腕時計をを見る為に、左腕を振ろうとする。
しかし左腕は無い。当然、そこに嵌められていた腕時計も。
代わりに、全身を覆う悪寒と眩暈。
これらは、加速状態の時よりも遥かに深刻なものだった。
無意識の内に、右手で額を抱える。
その視界の中に、右手首に嵌められた腕時計が映る。
いつの間にか、母の姿が気を利かせたのか。
左腕を奪った相手に感謝しながら、時間を確認する。
14時56分。時間は殆ど経っていなかった。
ブースに戻る売り方。周囲の場立ち達は、売り方が放つ異様な迫力の前に道をあけている。
その中を、慣れない体のバランスに苦しみながら歩き、ブースに着く。
従業員と応援の二名はブースに居た。
何事か話しかけてくる従業員。
しかし、売り方はそれに返答しなかった。
左腕の事を詮索されたくなかったからだ。
ブースの、テーブルの下に入り込み、手に持っていた楽譜をバイオリンケースの中に入れる。
まるでそれ自体が意思を持つかの様に身じろぎをしていた楽譜は、売り方が思ったとおり、バイオリンケースの中では大人しくなった。
ついでに、置いてあったバッグから、その中身を隣のバイオリンケースに移し変える。
バッグの中には大したものは入っていなかった。財布、免許、お守り代わりの倒産株券など。
上着に入れられるものは入れ、それ以外は全てバイオリンケースの蓋の裏側に有るネット部分に押し込んだ。
ただでさえ狂った体のバランス、それを少しでも軽減する為だった。
「スマンが、このバッグを会社に……」
立ち上がった売り方、隣で心配そうに見ていた従業員に向かって言う。
そこへ、大引けを報せる鐘の音が。
「あぁいや、オマエにやる。要らなければ捨ててくれ」
「え……?」
戸惑いながらも、それを受け取る従業員。
「しかし、何故ですか?」
従業員は、売り方の片腕が無くなる事を予見していた。
あれは明らかに相場の先見、その能力。
それがナチュラルに発揮できるのであれば、普段の手の早さや、他人との関係の作り方の上手さなどとも合わせて、きっと良い相場師になれるだろうと。
売り方はそう思って、愛用のバッグを譲ったのだ。
「体の調子が悪くなってな、荷物を減らしたいのさ」
左肩を隠す様にして、売り方。
「それで、社長に伝えてくれ。今日は体調不良で病院に直行すると」
「は、はい分かりました」
従業員には、明らかに売り方の左肩が見えていたのだが。
「お疲れ様でした、お大事に」
その事には触れなかった。
またも進行方向をあけてくれる他社の場立ち達の中を、立会場の出口に向かって歩き出す売り方。
自分が望んだ事とは言え、こうまであっさりした対応をとられると、やはり虚しいものが有る。
売り方は苦笑しながら、出入り口のドアを開ける為にバイオリンケースを床に下ろした。
その時、背後の中空から聞き慣れた“声でない声”が響いてくる。
(これは私の独り言なのですが)
母の姿の声だ。
ぎこちなく振り返る売り方。だが彼に目には、いつもの立会場しか見えなかった。
(私の仕手は普通の人間には使えません。仮に使えたとしても、その場合は使った人が欠損になってしまいます)
母の姿の声は、それで終わってしまった。
自分の、左袖の虚ろな様を見る売り方、何を今更と聞き流す事にした。
結局、ドアは外に居た守衛が開けてくれた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
従業員の薄情は、実のところごく自然なものだった。
「お客さん、こないだの雨の夜の人ですよね」
売り方が拾ったタクシーは、月曜の夜に乗ったのと同じ運転手だった。
昼間で混雑している都内の道路を、その時と同じ様にリズミカルなシフトチェンジでタクシーを走らせながら、その運転手は話しかけてきた。
「ああ、そうだったか。よく憶えてるものだな」
「そりゃもちろん。なんせ……あっテメ」
隣の車線を走っていたクルマが急に前に割り込んでくる。
そのことに対する運転手の悪態だ。
「……なんせ有名ですからね、東証の隻腕の相場師ってのは」
売り方は、その一言に衝撃を受けた。
自分が左腕を失ったのは、つい先程だ。周囲の人間も気付いた風は無かった。
だから誰かが言いふらしたと言う事は無かったし、言ってもそんなにすぐに広まる事でもない。
更に、自分以外で片腕の相場師という者に思い当たりも無かった。
つまりそれは。
「そ、そんなに有名か? それはいつ頃に知ったんだ?」
「いつ頃でしたかねえ、だいぶ前ですよ。確かバブルになる頃辺り」
数年前に知ったという運転手。
それは、母の姿の配慮なのか、楽譜を持つ事による何らかの効果なのか。
売り方には、この現象の原因が分からなかった。
ただ、先程の従業員の態度は、別に薄情などではなかったのだ。
それ故、誰にも左腕の欠損を聞かれる事も無く、立会場から出られたのだと。
病院に着いた売り方、やっとの体で少女の病室の前に辿り着く。
タクシーの運転手の、好奇に満ちた質問攻めにも疲れていた。
そしてもちろん、慣れない体のバランスにも。
右足が異様に疲れている。
売り方は、また左手を使おうとして体のバランスを崩し、ドアにバイオリンケースを打ち付けてしまった。
この時点でもまだ、売り方は左腕の感触を持っていた。
肘の感じ、手指の感じ、二の腕の質量感。
更には、軽い痒みや痛みまで。
それで通常の行動をとろうとすると、左腕を使おうとするのはごく自然な事だったのだが。
音に驚いたかドアが内部から開けられた。
開けたのはナース。室内には彼女と少女の二人だけの様だった。
ねぎらう声を掛け合い、売り方は少女の眠るベッドの傍へ、ナースは売り方のバイオリンケースを部屋の隅へ持っていった。
やはり、左腕の事は聞いてこない。
少女は、変わらずに白い寝顔を見せている。
売り方は、今までは切迫感を受けていたそれに対し、今日は違う感情を覚えた。
青年を呼んで来る様に、ナースに頼む。
快諾するナース、即座に部屋から出て行く。
人払いを終えた形の売り方、部屋の隅へ行き、バイオリンケースから楽譜を取り出す。
苦労して手に入れた、相場の神が操る仕手。そのカタチ。
いよいよ少女に与える時と。
だが、その楽譜は少女の体に入って行こうとはしなかった。
それどころか、まるで静電気が起きているかの様に、売り方の手に纏わりついて離れようとしない。
焦る売り方。てっきり、立会場の時に様に、近くの人やモノに吸い込まれていくものだと思っていたのだ。
そこで、加速状態に入る。
この状態なら、楽譜にも何らかの変化が出るのではないかと考えたのだ。
しかし、結果は通常時間のそれと全く同じだった。
楽譜は、まるで駄々をこねる子供の様に売り方の手から離れない。
これでは今までやってきた事が全て無駄になってしまう!
加速状態を解く売り方。
途端に襲い掛かってくる、例の刺すような頭痛。
左腕を失った事も重なって、売り方は立っているのがやっとの状態になってしまった。
「あ、貴方は……」
ノックも無しに入ってきた誰かの絶句が、売り方の耳に届く。
ノロノロとそちらに顔を向ける売り方。
そこには、青い顔をした青年が立っていた。
「何処から手に入れたのですか? その薬を!」
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