「はい、私は……会いたいです」

「そ、そうですか、なら明日よろしくお願いしますね」

「はい」

　あっさりと承諾を得る事が出来た。

　聡もすんなりにいくと思っていなかったのか、少し反応に困っている。

　対して、瑠愛は平然としている。

「何ですか？」

「え、いや意外だったもので……」

「意外？」

「即答で返事を頂けるとは思っていなかったので、ちょっと……」

「アハハ……まぁ断る理由なんてありませんし、普通に斗真に会いたいです、それにちゃんと顔を見て謝りたいんです」

　瑠愛の表情が穏やかになっていく。

　数日前の殺気に包まれた彼女の姿は徐々に薄れていき、優しい雰囲気が戻り始めていた。

「それに瑠衣にも会いたいんですよ♪」

「そうですか」

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