第270話 それぞれの決意(1)【瑠愛】
『と言う訳で瑠衣の説得は出来たわ』
「あぁ助かった……つか瑠衣ちゃん、会う事をよく承諾してくれたな」
「まぁ~ね、あの子の性格を利用させてもらったわ」
「性格?」
聡は首を傾げる。
「瑠衣って好き嫌いが激しくて、嫌いなものはとことん突き放すのよ、だから、瑠愛さんとやった事は同じだよって言ったら、本当に嫌だったらしくて、すぐに対抗しようとしてくれたわ……瑠愛さんと会ったら初っ端からバチバチかもね」
「性格の悪いなぁ~」
「褒め言葉として受け取っておくわ……じゃあ、聡も瑠愛さんの説得頼んだよ」
「任せな」
聡は電話を切り、自分の説得対象者の方に振り向く。
「では、再度確認しますよ、瑠愛さん、斗真に会ってくれますか?」
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