第251話 身勝手な支え
私は自分より歳下の人にここまで言われるのは耐えられなかった。
二人の精神と言葉の重みは私よりもずっと大人で逞しかった。
───────
【先生は結局自分が一番好きって言うタイプだよねぇ~】
突然、彼女に昔言われた言葉が脳裏を過ぎった。
【自己犠牲は絶対に嫌!、自分大好き!、でも~人が傷付く姿は見てられないって言う矛盾してる所もちらほらあるのよね】
心の奥に秘めていた、彼女からの言葉が脳裏を過ぎて、私の心を震わせ、鼓動を大きくしていった。
【だから……私がまた傷付いてたら、助けてね!】
理解不能な身勝手な言葉だ。
その言葉に私は笑ってしまった。
「「!?」」
「私、ちゃんと謝罪する……瑠愛ちゃんの事も全てお話するわ」
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