第248話 怒りの視線
「あなた達に何が分かるのよ、あの子はね、誰よりも辛い思いしたの!」
「「……」」
軌道は我を忘れ、キレていた。
「親のせいで付き合っていた彼氏とも別れなくちゃいけなくなった……沢山悩んで……ようやく出来た新しい彼氏にも……過去の事が知られて……あの子は……あの子は報われないといけないの!!」
「……」
「だから、私はいけない事だと分かっても……協力した……瑠愛ちゃんは幸せにならないといけない……救われないと駄目なの!」
軌道は怒鳴り声で協力した事、胸に秘めていた思いを打ち明けた。
「だから瑠愛ちゃんにした事は絶対に許さない」
軌道は怒りの視線を二人に向けたが、二人は違っていた。
「「……それで?」」
冷めていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます