第224話 動き出した者達
数分前の出来事──。
「さてと、余気魅を斗真の所に向かわせたのはいいけど……肝心な場所が分からないんじゃ意味無いよな」
余気魅と分かれた後、聡はある教室に向かって歩き出した。
「油断した、警戒してたんだけどな~」
体育館裏の昼食も保健室のサボりも全て、斗真から危険を遠ざけるためのこと、その全てをまるで先読みされているかの様に利用され、まんまと相手の策に掛かってしまった。
その全てが悔しく辛い。また、それ以上の怒りの感情が込み上げてくる。
「はぁ~会長は余気魅に任せて、俺はあの先生を叩き潰すか……」
聡は保健室の前にやって来た。
(さぁ、その腐った根性と性格を叩き直してやりますかね)
そして、裁きの扉が開かれた。
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