【私達の未来を決めよっか？】

　言葉を言い放った彼女は冷めた目をしていた。

　感情がない、明るく楽しそうなのに彼女からは何も感じ取れない。

　その姿に斗真は更に恐怖心を煽られる。

「どういう意味だ？」

　斗真は強い恐怖に心が押し潰されそうになりながらも何とか自我を保ち、質問を続けた。

「言った通りだよ、私達の未来を決めるの……選択肢は二つ……私と一生一緒に過ごすか、過ごさないか」

「は？」

　理解不能な質問を投げてきた。

　斗真は謎の質問に頭が混乱するが、質問を言い放った本人は何とも思っていない様子で、逆に笑っている。

　全てが理解不能であり－－恐怖だ。

「さぁ、選んで…選ばないここで仲良く－－－か？」

　その単語が俺の心を折った。

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