「斗真～いいよ……こんなに汚れてるのになんて綺麗なの……それに美味しい」

　瑠愛は斗真の顔にキスをし、顔を舐めまわし、瞳から涙を零していた。

「お前、本当にどうかしてるぞ！」

　その姿を見ていた瑠斗は気持ち悪さに耐えきれず、声を上げてしまった。

「は？」

　瑠斗の言葉を聞いた瑠愛は鋭く怒りが籠った視線を向けてきた。

　その姿と雰囲気は数秒前とは完全に別人だ。

「ねぇ楽しい時間なんだから邪魔しないでよ！！」

「ｳｯ!」

　ある部位に強い一撃が直撃した。

　くらった瞬間、瑠斗は震え縮こまってしまった。

「……次はないよ」

　その言葉は完全に冷えきっていた。

（何で君はそんなに変わってしまったんだ……何故だ……）

　瑠斗は気を失ってしまった。

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