第213話 狂った愛

 暗闇


「…お…おい……」

「……」


 声が聞こえてくる。


「……うるさいよ」


 次に女性の声が聞こえてきた。


「瑠愛……」


 男性は怒りの視線を向けた。


「お前……許されると思ってんのか?」

「………」

「おい!」

「チッ、うるさいな~」

「う"っ!」


 次の瞬間、男性の顔に強烈な打撃が入った。


「ねぇ自分の立場分かってる?」

「ァァ」

「汚……間抜けな面…酷い顔だよ」

「……」

「見てみなよ、斗真を……こんなにボロボロなのに綺麗でしょ?、瑠斗とは大違い……はぁ~いいなぁ~可愛いなぁ~」


 瑠愛は斗真に手を伸ばし触り始めた。


 瑠愛は不気味に笑いその頭のネジは完全に外れていた。


「さぁ~愛しの時間の始まりよ」


 そう言って瑠愛は斗真に唇にキスをした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る