第197話 可能性
「てか、副会長大丈夫だったのかな?」
「噂だと、大きな怪我はしてなかったらしいわ…手首に強く縛られた跡と切り傷が数箇所あったくらいよ」
「うぁ~痛そう」
(とりあえず、大事に至らなくて良かった)
斗真は内心ホッとしていた。
「てかさ、生徒会長といい副会長といい、生徒会関連の事件が多いな……なんか狙われてんのか?」
「確かに……こんな事件が起こったんだ……瑠愛が心配だ…」
この男子二人組は瑠愛も被害者だと考えていた。
だが、一人だけそれとは別の考えを抱く少女がいた。
「ねぇ……」
「ん、どうした?」
「………ううん、何でもない」
「そうか?」
余気魅はその最悪の可能性を言えなかった。
そして、この事を後々後悔する事になる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます