「思い出した…」

　斗真は初デートで観た映画の内容を全て思い出したが、何とも気分が悪そうだった。

「どうした？」

「いや、あの映画さ…瑠愛が好きって言ってたから、観たんだけどさ、内容が過激過ぎてさ……あまり面白くなかったんだよ」

「そうね、ラストシーンは感動的だけど、序盤は中盤はかなり過激だったからね、それにヒロイン怖過ぎ……」

「あぁースリルを味わいたくて主人公に隠れて浮気してたってメインヒロインだろ？」

「あれはマジで恐怖だった」

「そうね、しかも主人公に浮気がバレた瞬間に浮気相手を監禁して情報が漏れないようにしたシーンは人間の思考とは思えなかったわ」

「マジで怖かったよな」

　三人はあるシーンに怖がっていた。

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