第158話 頼もしい友人

「マジで生徒会長居なくなったの?」

「あぁ……昨日の夜、急に姿を消したんだ」


 斗真は幼馴染み達に瑠愛が行方不明になった事を伝えた。


 それを聞いた二人はとても驚いていた。


「これは急展開だな」

「えぇ、流石にちょっと……」


 二人は責任を感じていた。

 理由は察しがつく、昨日、自分達が斗真を生徒会室に連れて行ってしまった事、それに責任を感じているんだろう。


 察した、斗真は声を掛けた。


「言っとくけど、お前らのせいじゃないからな」


 斗真の言葉に二人はこくりと頷き返す。


「それでも、私にも非はある、だから、この街にいる私の配下達にも協力してもらって捜索するよ」


「勿論、俺も協力するぜ」


「あぁ、頼むよ」


 この二人は頼もしい人達だ。

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