第153話 後悔してる?

「斗真の言ってた、彼女って瑠愛姉だったんだね」

「……あぁ」


 斗真はあの後、一人部屋で悩み寝転んでいた、その時間はあまりにも苦痛で心が痛かった。


 そんな時に瑠衣が部屋にやって来た…斗真は少しでも気を間際らしたく、瑠衣を部屋に入れた。


「何で教えてくれなかったの?」

「……約束だったんだよ、家族に言わないって」

「ふーん」

「それに元カノにお前の姉と付き合ってるなんて言えるわけないだろ」

「……確かに、それはヤバいわ」


 瑠衣はクスッと笑った。


「……ねぇ?、斗真」

「ん?」

「……瑠愛姉の事、振って後悔してる?」

「正直……してる」

「そっか……」


 瑠衣はその言葉を聞くとニヤリと笑った。


(じゃあ、私が忘れさせてあげないとね)


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