第126話 突入

 バァン!!!


 扉を開ける。


 斗真達、三人は生徒会室へと突入する。


 中にいた生徒達はビクッとし、こちらを見てきた。


 生徒達と言っても、そこに居たのはたった二人、一人は斗真の今カノの瑠愛、もう一人はハイスペック副会長の瑠斗の二人だった。


「え?、何?」

「生徒会長、副会長、少しお話いいですか?」

 聡が二人に問いただす。


 二人は互いをチラリと見合い、こくりと頷いた。


「構いませんよ」

「あぁ、僕も大丈夫だ」


 質問受ける事を承諾した二人の雰囲気は昼休みとは全く違った。


「ありがとうございます、では単刀直入にお伺いしたいのですか……生徒会長様は二股をなされているのですか?」

「……え?」


 聡は包み隠さず、どストレートに質問した。

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