第125話 決心?

 斗真は二人に半強制的に生徒会室前に連れた来られた。


 ここに来る間も二人にガツガツとド正論を言われ続け、斗真の心は既に限界をむかえていた。


「いいか、俺が扉を開けるから、それ同時に突入して一気に決めるぞ?」

「分かったわ……」

 聡と余気魅は突入する気満々だった。

 どうして、ここまで真剣になっているのかが理解出来ない。


「斗真も行けるか?」

「あ、あぁ」

 斗真はその真剣さと圧に負け、思わず反射的に答えてしまった。

 その答えを聞いた、二人は何故か嬉しそうだった。


「斗真、よく言ったね!」

「え?」

「ようやく、決心がついたみたいだな」

「ん?」

 二人は満足していた。


「よし、行くぞ!」

 そして、次の瞬間、聡は生徒会室の扉を開いた。

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