第95話 罠
「瑠衣、言ったでしょ?、貴方はキープなの」
「う、嘘よ……」
「いやいや、ここに彼氏の浮気の証拠があるよ?」
リーダー格の女子は瑠衣にスマホで浮気の証拠写真を突きつける。
その写真には楽しそうに笑っている斗真と、綺麗な女性の後ろ姿が写っていた。
「これで確定ね?、彼氏のう・わ・き」
「………」
「アイツは……あんたを利用していた、キープ、いや彼女に振られた保険して…騙されたんだよ」
「……そ、それ──」
リーダー格の女子は瑠衣の耳元で呟いた。
「アイツは……最低最悪の女タラシのヘタレ野郎よ」
「……斗真…」
この時、奴らの罠だと言う事は分かっていた、分かっていたのに……私の何かが切れてしまった。
「……絶対に許さない」
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