第93話 煽り
「瑠衣、あんな彼氏で満足してるの?」
「勿論だよ!!」
私の事を一番に考えてくれるし、そんな、彼に不満はない。
「ふーん……でも、その彼氏、瑠衣に何もしてこないんでしょ?」
「え?、そうだけど……」
瑠衣の解答に女子グループがニヤリと笑った。
「それさ、完全にキープだよね?」
「「ねぇ~」」
「な、なんでそうなるの?」
「だって、そうでしょ、瑠衣をキープとしか見てないから、何もしないんだよ」
彼女達の言葉はとても不愉快だった。
瑠衣は怒りで震えていた。
「じゃあ、見に行く?」
「え?」
「あんたの彼氏の浮気現場を見に行くって聞いてんの?」
「……行くよ、絶対に斗真君はそんな事しないから」
そうして、私達は斗真の元へ向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます