第83話 喧嘩

「説教長過ぎ~」

「それ~人助けしただけなのに~」


 聡達が不満を口にする


「仕方ないだろ、手出しちゃったんだから」

「「いや、でもさ、それは別だろ」」

「な訳ねぇーだろ、馬鹿お前ら!」


「は?、誰が馬鹿だ、カッコつけて助けに行ったくせに簡単に負かされた、無計画の馬鹿に言われたくないね!」


 聡が挑発に乗る。


「私も一人くらい倒してると思ってた」


 余気魅も続く。


「一人倒しただろ!!」

「「あれはまぐれだろ!」」

「まぐれじゃねぇーから!」


 斗真達はカフェに向かっている最中、溜まりに溜まった不満が爆発してしまい、幼馴染み三人は口論を始めてしまった。


「楽しそうね、瑠衣」

「うん、そうだね」


 姉妹はそんな三人を優しい瞳で見ていた。

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