第80話 ノリ

「何してんだ…お前…」

「安心しな、殺ってないから……ね?」


 余気魅は踏んでいた、足を退かした。

 そして、今度はヒョロがりに向かっていく。


「く、来るな、化け物!」

「は?……女子に対して化け物って失礼じゃない?、ねぇー斗真?」


 余気魅は瀕死状態の斗真に質問した。


「ア…アァ…」

 斗真は返事をした。


「余気魅、今聞くなよ~」

「あぁ~ごめん」


「おい、何さっきから雑談してんだよ!」

 急にヒョロがりが飛び掛ってくる。


「ん?」


 パァン!


「あ?」


 余気魅は反射的にひっぱ叩いてしまった。


「……余気魅」


「アハハ、ごめんねぇ~」


 バァン!


 余気魅はひっぱ叩いて、完全に気絶させてしてしまったヒョロがりに追い討ちのデコピン謝罪を決める。

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