第78話 怒りと少女
「何言ってんだよ、おめぇ?」
大男はもう我慢の限界だ、ガチでキレていた。
「てか、あんたこそ、何キレてんだよ?」
「は?」
「だから、欲望のままにしか生きられない露出狂のド変態底辺野郎が真っ当に生きてる人間様に何キレてんだよってつってんだよ?」
「は、はぁ?」
聡はキレていた。
「まっゴミ屑に何言っても伝わらないよな……無理に言わなくていいよ」
「てめぇ!」
大男は聡に殴りかかってきた。
「馬鹿だな」
「グッ……は?」
大男の拳は聡の顔面ギリギリで受け止められた。
「いや、あんたも馬鹿でしょ?」
拳を受け止めたのは一人の少女。
「いや~コイツらよりは賢いと思うよ」
「まぁ、確かにね」
「と言うか、ナイスタイミング……余気魅」
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