第74話 確信

「じゃあ、始めようか」


 男達はベルト鳴らし、ズボンを緩める。


「さぁーて、やるか~」

 金髪の大男は誰よりも早くスボンを脱ぎ、瑠衣に近寄って行った。


「おい、もう我慢出来ねぇーから始めていいか?」

「あぉ、いいぞ、最初は譲ってやるよ」

「サンキュー」


 大男は瑠衣の頬を触る。


「……お前のは俺が貰うぜ、唇も……処○もな」


「ヒャハハハ!」


 男達は獣の様なうるさい笑い声を上げる。


 その笑い声は恐らく、この階全体に聞こえただろう。


 そして、それはある男に確信を与えた。


 バァン!


「あぁん?」


 男達は勢いよく開いた扉の方に振り向く。


「誰だよ?」

「お前ら、何してんだ……」

「は?」


 斗真は完全にキレていた。


「俺の義妹に何してんだ!」

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