「瑠衣から離れろ！！」

「あぁん？、何言ってんだよ」

「急な乱入者だね」

　男達は動揺しない。

　まるで、こういう展開、状況にも慣れている様だった。

「てか、君、今……瑠衣の事を妹って言ったよね？、それはどういう意味かな？、瑠衣には姉しかいないはずだけど？」

　親玉格の男子が斗真に質問した。

　この時、斗真の体は震えた。

　実は家族の意向で両親の再婚と斗真と姉妹達の関係は、次の長期休みまで秘密という話になっていた……だが、斗真は頭に血が上り、怒りで我を忘れていたせいで、思わず口から盛れてしまった。

「ん？、もしかして君って瑠衣の元カレじゃないか？」

「な、何でそれを……」

「勿論知ってるよ、大事なフレンドの元恋人だからね！」

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