第72話 汚い奴ら
「よし、それでこれからどうするよ?」
「……勿論、ヤるさ」
親玉格の男子生徒は気を失い、倒れている瑠衣の元に歩み寄る。
そして、彼女前に来るとしゃがみ込んで、そのまま瑠衣の髪を触る。
「おいおい、何やってんだよ?」
「いや、やっとコイツを好き放題使っていいんだと思ったら、無性に触りたくなってね」
「うわぁ~気持ち悪ぃ」
「何言ってんだ?、これから同類になるのに」
「ハハ、確かにな!」
会話の内容は汚く、欲望がダダ漏れだった。
「ようやく遊べんのか、コイツで」
「ほんとに長い道のりだったね……毎日一緒に帰るのも受けもしない誘いを続けるのもの今日で終わりさ」
「あぁ、じゃあ、楽しもうぜ、フレンド」
汚い笑い声が響き渡った。
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