第64話 違和感

 五限目が授業が終わると幼馴染み二人が斗真の元にやって来た。


「おい、斗真、あぁいうのマジでやめてくれ、俺らが恥ずい」

「本当に……顔から火がでそうだったわ」

「は?、なんでお前らが恥ずかしがるんだよ」

「いや、なんか……な」

「…ね?」


 二人は無言で通じ合っていた。

 斗真は二人が何が恥ずかしくて、何でこんなに通じ合ってるのか分からなかったが、あまりいい気はしなかった。


「うーん、まぁ悪かったな」

 特に謝る理由はないが、一応謝った。

 その事に二人は「え?」と阿呆らしい声を漏らした。


「お前、どこかに頭打ったのか?」

「そ、それか、何か変なの食べたの?」

「ひでぇな、おい!」


 二人は素直に謝った?、斗真に戸惑い心配していた。

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