第61話 引き戻す
「じゃあ、帰りもここで待ち合わせね」
「おう!、また後でな!」
「えぇ、また後で」
そう言って斗真と瑠愛は別れた。
この学校は学年で使用する棟が違う、一年と二年は同じ場所に学年棟が設置されて、三年の学年棟は生徒会室や職員室が設置されている特別棟を挟んで設置されている。
(午後の授業ダルいなぁ~)
斗真は歩きながらため息を漏らす。
午後の授業は楽しい昼休みから一気に現実に戻された感覚、そして食後の睡魔のダブルコンボがあるせいで、かなり精神的にも肉体的にもキツイのだ。
キーンコーンカーンコーン!
「うわぁ、やっば!」
のんびり歩いていると現実に引き戻すチャイムが学校中に鳴り響いた。
「急がねぇーと!」
斗真は走り出した。
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