第55話 変わった親友兼幼馴染み

「今日の昼どうするよ?」

「え?」

「昨日、余気魅に怒られたろ?」

「あぁ、だから?」

「ちょっと気まづくね?」

「いや、特に気にしない」

「マジで?、怒られたら流石に気まづくね?」


 聡が変わっていた。

 コイツは昔から、色々と適当でとにかく騒がしい奴だった、怒られても、すぐに別の問題を起こす様な奴だったのに……丸くなっていた。


 斗真はそんな聡に感心していた。


「そうか、お前変わったな」

「や、そんな事は……」

「でもな、俺今日は昼食べる約束してるんだ」

「は?」

「だから、一人で何とかしろよ☆」

「………は?、てめぇ裏切るのか?」

「え?」


 聡は震えだした。


「さ、聡?」

「裏切り者!」

「ちょ待っ!」


 斗真は聡に羽交い締めにされた。

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