第42話 義妹の部屋
「瑠衣、さっきは悪かった」
斗真は夕食後、改めて瑠衣に謝罪をした。
そして、謝るにも廊下では場所が悪いと判断した為、瑠衣の部屋にお邪魔させてもらっている。
瑠衣の部屋はまさにザ・女子と言う感じで沢山のぬいぐるみに友人達との写真、可愛らしい家具が置かれていた。
こんなキュートで賑やかな部屋なのに会話の内容は酷く暗い内容だった。
「もう気にしてないから」
「いや、でも……」
斗真は年頃の女の子にあんなモノを見せてしまった事を申し訳ないと思っていた。
「だから、いいって言ってるでしょ?」
「で、でも──」
「しつこい……そういうの嫌いって知ってるでしょ?」
「……あ、ごめん」
「うん、それでよし!」
瑠衣は何故か笑っていた。
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