第41話 夕食謝罪

「それでこの雰囲気?」


 夕食は家族皆で食卓を囲んでいた雰囲気は最悪だった。


「はぁ~下らない」

 話を聞いた瑠愛は呆れていた。

 斗真と瑠衣は気まづそうで食事時でも落ち着きがなかった。


「二人はもう義兄妹なんだから、そういうのは今後も普通に起こりうる事だと思いなさい、それにお父さんも斗真君に変な事吹き込まないで」

「あぁ、気をつけるよ」


 父親は瑠愛の言葉に頷いた。


 でも、斗真と瑠衣はまだ納得していなかった。


「あと、二人とも謝りなさい」

「「えっ?」」

「当たり前でしょ、互いに互いを不快な気分にさせたんだから」


 瑠愛がそう提案をした。


 謝る事に抵抗はあった……でも納得もした。


「「……ごめんなさい」」


 二人は頭を下げて謝った。

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