第38話 シャワー
ぬるま湯のシャワーを浴びる。
溜まった疲れ、不満、様々な感情がシャワーから出てくるぬるま湯と一緒に流れていく。
その感覚が心地よくて、斗真は風呂場に入ってから、ずっとシャワーを浴び続けた。
(はぁ~癒される)
斗真はシャワーの勢いを強める。
勢いが増すと更に自分の奥底に溜まっているものが掘り起こされて、一緒に流されていく様に感じる。
「…幸せだ~」
誰もいない空間に、溜まっている不満や疲れ等を綺麗に流し落としてくれるシャワー、浸かると全てがどうでも良くなる程に自分を癒してくれる湯船──色々な魅力が詰まっている風呂場は斗真にとって癒しの場だった。
(……そろそろ上がるか)
斗真はこの後、風呂場を出た事を後悔する。
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