「……やっぱりここが一番落ち着くわね」

　瑠愛は生徒会室で豪華なお弁当を広げて食事をしていた。

（てか、今朝のお父さん妙に静かだったわね……いつもなら、くだらない武勇伝を語ってくるのに……変なの）

　瑠愛は今朝の父親の様子の違いに今更の違和感を感じた。

　その違和感は正しく、武勇伝大好き父の被害者が自分が家を出発した後に現れたという事は瑠愛は知らない。

（まっ！、お父さんの武勇伝は聞き慣れてるし、今後は斗真に押し付けておけばいいでしょ……なんてたってうちのお父さんはな巷で有名なプレイボーイなんだしね……ふふっ、そこで何かを学んで私との営みで存分に活かして欲しいわ）

　瑠愛は荒い息を吐きながら、卵焼きを口に入れた。

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