第3話 自己紹介

「じゃあ、私からね、私の名前は瑠愛、高校三年生で今日から斗真君のお姉ちゃんだよ、よろしくね!」

「はっ!、はい、よろしくお願いします、瑠愛姉さん」

「……キモ」

「えっ!?」


(瑠衣の奴、俺のことキモって言ったな?、コイツ!、瑠愛の前じゃなかったら殴ってるぞ?)


「ん?、斗真君、次は君の番だよ?」

「あっ、はい、えーと……斗真です、今日からよろしくお願いします」

「短!」

「はっ?」

 斗真の発言にいちいち瑠衣が突っかかってきた。


「もぉー瑠衣、いちいち突っかからないの、斗真君が困っちゃうでしょ?」

「はぁーい」

 瑠衣は嫌々返事をした。


「瑠衣、自己紹介」

「は~い、瑠衣で~す、以上でぇ~す」


((……瑠衣も短くない!?))

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