第4話 義姉の気遣い

 自己紹介を終えた三人はどこか落ち着かない様子。


(効果なしかぁ~仲良くなって欲しいのに!)


 瑠愛は二人に仲良くなって欲しかった。


((気まずい))


 二人は黙り込んでいるが、落ち着きはない。


(ん?、てか私が離れればいいんじゃない?、そしたら、嫌でも話さなくちゃだし……それってめっちゃアリじゃない?)


 瑠愛は思い立ったら即行動タイプ。


(瑠愛、何かないのか?)

(瑠愛姉、いい考えないの?)


 二人はチラリと瑠愛を見る、それに瑠愛は満点の笑みで返してきた。


「ちょっとお手洗い行ってくるね」

「「えっ!?」」

「だから二人で話してて~」


 そう言って瑠愛は部屋を出て行った。


「……どうするよ、くそビッチ?」

「知るかよ、ヘタレ野郎」

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