第9話 大ま王デスゲイズと子猫のみぃたん
「なんだと?この子猫のみぃたんが3000デーレーに暴落だと!?」
大ま王デスゲイズは久しぶりの休暇にカードゲームショップ“ゲバロイド”に赴き、子猫のみぃたんのカードの価格暴落を知り愕然としていた。
「よもや、この魔力が永久にプラス2というのが大会審査会に引っかかったのか?」
「その通りさ…デスゲイズ…子猫のみぃたんや、講師のゴリさんも価格が暴落して今やただの紙切れだよ。今日は何か飲んで行くかい?」
居酒屋が併設されたゲバロイドで低く唸ったデスゲイズは「ああ、冷やで一杯だけな」
店長は奥の棚から冷酒を取り出し、グラスにとっとっと、と注いだ。
「ほら、デスゲイズ。またせたな」
「おれさまは子猫のみぃたんの成長を願ってたんだがな…」
「おれもさ…まさか暴落とはな…」
デスゲイズがチビリと酒を含むと、目を丸くした!
「これ!うまい!ボトルキープな!」
「ハッハッハ!やっぱりわかる男にゃわかる酒だねぇ!わかったよキープしておこう!」
「ただなぁ、店内が少し暑いから窓かなんか増やせよ」
デスゲイズが駄目出しをすると店長は、アッカンベーと舌をべろべろ出して陽気に笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます