第6話 ドンブラショでスナックサンド

 魔法の都ドンブラショで、大ま王デスゲイズが仲間と待ちあわせ中に、ヤムヤムうさぎが合流し、最後にルーシャがやって来た。

 モデルの撮影が終わりそのままの衣装でやって来たルーシャはいつもと同様酔っ払っていた。


「酒くせぇな。いつものことだが…」


 大ま王デスゲイズがルーシャに駄目出しをした。


「あ?何か言った?ぷはー」


「別になんも」


 アムリタが魔法☆酔いがサメールを使おうとしたが、グレイザークが止めた。

 大ま王デスゲイズも魔法を使わない方がいいとアムリタに呟いた。


 より面倒くさくなるからである。

 酔っ払ったルーシャはただの明るい美女で、酔いが冷めると凶暴化する。


「ところでみんな、何か食べた?わたしまだなんだけど。ぷはー」


 ルーシャがランチを食べたいとだだをこねるので皆でドンブラショ名物スナックサンドを食べることにした。

 

 

 スナックサンドはドンブラショの家庭料理の一つで、パンにスマッシュポテトと油揚げが入っているサンドイッチだ。

 スナックサンド二号店に入り席についた。


「おーい。店員さーん。ビールなるはやでー」


 ルーシャはビールを注文しスナックサンドひとつまみで5杯飲み干した。

 大ま王デスゲイズはニヤリと笑い呟いた。

 

「冒険は明日だな」

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