第参話 営
「
源之進の師・六門流の創始者、菅原墨舟は漂白の剣客であった。剣豪将軍足利義輝の足跡をたどり、義輝ゆかりの隠し寺六カ所を経巡る廻国修行で武術の奥義を開眼。
「そう……」
としか、たえはいえない。これ以上なにかをいえば勘気に触れて追い返されるかもしれない。
――と、そのときだ、突然源之進がたえに覆い被さってきた。
帯を解き、絣の小袖を乱暴に剥いで口と乳房に唇を這わせる。
禁欲生活が長かった反動であろう、まるで獣のように源之進はたえの肉体を貪る。
荒々しい愛撫ではあったが、たえは反応した。
乳首はとがり、女陰は開いてしとどに蜜を垂らす。
源之進はたえの両足を肩に担ぐと一気に挿入した。
「ああっ、いい……!」
たえが歓喜の呻きを漏らす。
たえの肉壷が収縮し、源之進の陽根を逃がさじとつつみこむ。
襞と粘膜が抽送を繰り返す陽根をさらに怒張させ、たえの腰を持ちあげる。
「す…凄い! 源さん、ごりごりいってる。もっと、もっと奥まで突いて!」
源之進はそのままたえの体を裏返すと犬の姿勢をとらせ、腰を抱え、さらに奥へと突き入れた。
「あうっ、ああダメッ、壊れちゃう!」
「うう……うおっ!」
源之進も呻いた。
溜まっていた精をたえの花奥へと解き放つ。
ずるりとたえの体から陽根を抜いた。
粘液の糸をひいて陽根がそそり勃つ。
ひくひくと痙攣するたえの女陰から源之進の白い精がこぼれでてきた。
まだ、欲情がおさまらない。
こんなものでは足りない。
たえも求めている。
源之進は休む間もなく突き入れた。
おのれの陽根が烈しく燃えている。
それはまさに烈情ともいえる営みであった。
つづく
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