第6話 王国
町の入り口からこの屋台売り場通りはわかりやすい場所にあるのでとりあえず今日は光の道を使わずにすることになった。その代わり新しく取得したスキルを使う。
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通歩スキルがレベル4になったので
『
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この感知の道というスキルはめちゃすごい。町の入り口から屋台の通りまで感知の道を引いてあるのだが、なんとマップウィンドウで見ることができる。表示されるのは線が引いてある場所だけで建物などは表示されないが人が何処に居るのか表示される。この感知の道を人が通っても同じく経験値が手に入る。
ラウドさんとも一緒に見たかったのだが本人しか見えず残念だ。
んー経験値を貯める為にもっと人の多い場所に行ったほうがいいのだろうか?
「ねぇラウドさん」
「どうした?」
「王国とかってある?人いっぱい居るところとか」
「おう王国在るぞここからずっと東に行った方にな」
「どんなとこなの?」
「どんなとこってまぁ石畳が目立つなあとギルドがある」
「ギルドってモンスター退治とかの?」
「そうだな!王国行ってみたいのか?」
「えっと…まぁスキルの経験値が溜まりやすいかなって!人がいっぱい居るほうが都合がいいんだよね」
「ほう…コウジが行きたいんなら行ったほうがいいんじゃないか」
行ってみたいって気持ちもあったし行くことにした。アルカにはちょっと泣きつかれたが次の日には笑って見送ってくれた。
まあそのうち戻ってくるよ!手伝いはしないから提案した料理の売り上げの取り分はラウドに1割ぐらいに減らされたが!まあ手伝わないのだから仕方がない。そのうち取りに来いって話だった。2週間分は先にもらった。
~~5日後~~
「そろそろ王国ですよ」
あの馬車の人とは違う馬車のテヘッドっていう人に連れてきてもらった。
「おお!それにしても遠かったですね…」
「ははゆっくり風呂でも入って休んでくださいな~」
疲れたがやっと着いたまぁほとんど馬車の中で寝てただけなんだけどね
経験値をためるのに自分の店を持つのがいいのか人通りの多いとこをうまく活用すればいいのか迷うな!複数の緑道だせるし両方やればいいだろう!店は借りて商売しよう!
=ギルドにて=
「いらっしゃい!」
「どうも!」
「何の御用ですか?」
「商売がしたいので場所貸してもらえませんか?」
机の上に乗っていた猫をひざに乗せながら「あーそれならあちらの受付ですよ」
「あのー!」
「なんですかっ!!」プスー
「あっすみません何ですか?」イイナオシ
なんだほっぺ膨らませて怒ってたぞこの人
「商売する場所貸してもらえませんか」
「あ~店舗ですね どんな場所がいいですか?」
「人通りが多くて 貸し金が安くて 景色がいいとこ」
「全部じゃないですか!もうちょっと絞ってください」
「じゃあ人通りが多いとこかなできるだけ安くて」
「人通りが多いところですね」
店舗を提示してもらったがどうも高い気がする。イヤマテヨ…人が多く住んでるとこの近くならいいんでは?
「人が多く住んでいる場所の近くでもいいです」
さっきよりもそれなりに提示価格下がったな。
「じゃあここでいいです…後人雇えますか?」
「店員ですね~」
結局大人の人二人を雇うことになり。店も決まった。
「でもここ人通りすくないですよ~いいんですか」ってことだったが
まったく問題ない俺にはこれがある。
3日後 店員の男の人と女の人がやってきた。
って二人とも!俺と同じぐらいの子供じゃねえか!まあ聞いていたけどね!
「こんにちはっ!イノンです!ギルドの紹介でやってきました!」
「同じくトゥーテです!よろしくお願いします」
「よろしく!店長のコウジです!」
イノンが男の人でトゥーテが女の人。
そして準備が終わり開店当日の朝。近くの家々から店まで右手で感知の道を左手で光の道を同時に出しつなげて行った。そして家々がある場所からの通り道は必ず線が引いてある。
そして売り物はもちろんバーガーだ。
「トマトチキンバーガー」「チキンバーガー」「エッグチキンバーガー」の3種がある。
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