第4話

それから何日かして。

屋台でラウドさんと共に商売していた。

「そういえばラウドさん、モンスターって町の外で出るの?」

「この辺には居ないな!ごくたまにここら辺の町にもやってくるが」

「じゃあどこに居るの?」


「どこってそりゃ西にある黒の森ブラック・フォレストだろう!」

「その森って近いんです?」

「ああ、歩いて3日ぐらいかね!」

「そんな…まあまあ近いとこにモンスターの住み場所が…危なくないんですか?」

「傭兵団が塀を立てて守ってくれてるからな」

「へぇ傭兵団が居るんだ!」

「そりゃそうだろう!傭兵団が居なきゃこんな平和に暮らせない」ダロウ?

「なるほど!…モンスター見たことないから見てみたいんだよね」

せっかくの通歩スキルのHP吸収も使ってみたいんだよね!


「塀の方行っても中々見れねえぞ!」

「それでも行ってみたい!」

「ハァ…じゃあ馬乗れるよな?」

「乗れない!」キッパリ

「コウジ…馬も乗れないのにどうやってここまで来たんだ?」

「ほ・・ほら馬車とか!」

「馬車なぁ!」


こんな感じじゃ旅人じゃないとばれそうだ!


割高らしいが馬車で行くことになった。行きも帰りも貸切だからね 貸切の割には傭兵さんの食料がたくさん載ってるけどね。

定期的に近くの村から傭兵団の人に食料を送り届けるらしい。じゃあ割高じゃなくてもいいじゃん!



このやろ!2本目の緑道を馬車の上に設置して通歩ptを頂こう歩いていなくてもPtは少し入るからな!と思ったのだが馬車の上には設置できず地面に設置した緑道が馬車の後ろに流れていった。


まあいいか!ラウドさん達からこんなに頂いたしな!

しかし驚いたなこんなに稼いでいたなんてカバンの中には25万ガルドが入ってる


1ガルドがどれ位なのか分からないがラウドの店で売っていた食べ物が100~120ガルドでコウジが提案した食べ物が200ガルド程度


昔よりも物価高な日本の屋台の食べ物売りだと200~400円だと考えると 円にすると1~2倍ぐらいか?


泊まる場所が1泊で600ガルドだったしずいぶん良心的な値段だな。



しかし通歩スキルもやっぱりこいう道よりも断然町の中それも店の前なんだな!

ここはたまにすれ違う程度だし!



「お客さん!いい匂いさせてますね昼飯ですかい?」

「あーそうです!」

ラウドさんが売り物をいくつか持ってけってくれたんだよな

「肉サラダ巻きって言うんですけど食べます?」

「おぉ!いいんですかい!それすきなんですわ!」

「知ってたんです?」ドゾ

「えぇ知ってますよ!こりゃどうも!」

「ところでモンスターって見たことあります?」

「ええありますよ!アイツラは塀のほうには中々こないですな!来るモンスターもいますが!なんかどでけえイノシシみたいの見ましたよ」

「普通にでかいイノシシとかじゃないんです?」

「いや雰囲気からしてまるで違って凶暴で角があったから違うな」


凶暴なイノシシって普通のイノシシな気がするけどなぁ!なんか違うんだろうか!


「おう!着いたぞ」

「塀でっけぇな!」


「ハーザスさんこんにちはー」って横から子供達の声が

「おう!おまえら元気だな!」


って何でここに子供が?ってかここ町じゃん!

「塀の場所って町あるんですか…?」ハーザスさん…ちょっと!

「そうだ!ここには傭兵団の家族とかが暮らしてるぞ」

「そうか…遠いもんなここ…でも危なくないんです?」

「よく壁を見てみろここらの塀は2重3重になっているだろう?」

「確かに」


馬車のハーザスさんから聞いた話によると町から数分歩いたところに門があり

そこから傭兵団の人が入ったり出たりするらしい。

このような傭兵団の町は森伝いに幾つもあって森の中に壁が入り込んでいるところも普通にあるそうだ。

そしてこの壁は黒の森の木を切って建てられてる。


塀伝いに歩きながら壊れてるとこがないか見張りしたりしているらしい。


見渡す限り木の塀が建ってるベルリンの壁とか万里の長城とかこんな感じなのかなー


塀のところに一部上れるところがあってそこを上って中の様子を見てみた。

手前は切り株がいっぱいあった。





 















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