応援コメント

第1話」への応援コメント

  • 正確な筆致で描かれる憂いを帯びたリアリティのある日常に、吸い込まれるような感覚を覚えました。

    作中の男性が、自らを俯瞰で見るときは達観しているのに、主観になるときには脆さが見える、そんな様がとても人間臭くて、良くも悪くも親近感が持てました。自分に似ている、とさえ思ってしまえるほどに。

    女性については不思議な存在のまま終わってしまったので「……どういうことだ?」という感想を持ってしまいましたが、それを除けばとても好みの作品でした。

    自主企画へのご参加、ありがとうございました。
    好い作品と出会えました!

    作者からの返信

    ありがとうございます。気に入ってくださったのならなによりです。

  • たいへん読みやすい文章、さらっとしているけれど登場人物の鬱屈が伝わる描写。ここで終わらせず、二人が再会すれば優れた小説に展開するのではないでしょうか。
    もう若くない孤独な人間二人の出会いを描ける力があるのですから。
    恋愛関係になってもいいけれど、犯罪物にもできるし、敗者復活のサクセスストーリーでもいいと思います。ただの嘘つきには思えない女の背景には何があるのでしょう。
    互いの抱える欠落を乗り越えて求めるものを手に入れる話になったら素敵だろうと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。この作品は数年前、ある賞に応募するために書きました。続きは今のところ、考えていないのですが……。