悪魔:芥子河原悟の小噺
たまにある怖い話でトイレに行けなくなった子供達よ!
俺様も10万と33年生きているが呪いのビデオを初めて見た時は
例のきっと来る死霊の方がニュルっとテレビから出てきて
「ベータテープで見るとかあんたも通だね」と言い残され
何かされるのがウィークリーノルマデスだと思ってたから
そのまんま帰って行っても気が抜けず、一週間トイレ行けなかったぜ!
申し遅れたな!この俺、芸名を
と言う者だ。ナニがむき出しかって?ムッフッフ・・・
どこぞの信心深い者達が割礼するまでも無く悪魔のバベルタワーと言うのは・・・
痛い!あぅ!ピンを抜いてなくても手榴弾を投げるでない。
ごめん、ちゃんとやるからみんなして投げるでない。
凄い事になっているぞ。西部警察何話分の爆薬か?
悪魔と言うのは友情を愛し、下ネタもイケて割に合わない事を追究する
永遠の少年なのだ!酸素の濃い魔界では現代の地球じゃ見られない
トンデモ魔獣やらトンデモ昆虫がウジャウジャ居るのだが
蚊に刺されると言う事は血を1リットルぐらい抜かれるので
もはやバトルである。たまにご近所の悪魔さんからハシゴ吸血してきた
お腹いっぱい気味の巨大な蚊を修学旅行のお土産で買った
マジモンの自動小銃で処すとまぁ返り血が凄まじい。
そんなこんなで虫よけと言うのがあるのだが・・・
夏はハッカ油の匂いに咽て鼻の通りがスースーするのだ。
人間の世界にもあると聞いたが、なかなかに郷愁を映し出す匂いだったぜ。
まぁ巨大なる蚊も羽音こそ立てども町中ミントの香りなので
いつの間にか寄り付かなくなり、悪魔達は静かに眠っていた。
しかし、ズボラな俺様は寝ている間にビーカーに並々注ぎ込んでいた
ハッカ油を寝相の悪さで倒してしまい、それがなんとまあ枕元にドバっと・・・
あの時に見た夢は地獄の業火に焼かれるデビル死刑の映像だったぜ。
やはり、熱いんだかひんやりするんだか分からない感触のまま
自律神経が狂っていき、俺様は久々にお腹を壊したり
お母さんに叱られたり散々な目に遭ったとさ。
人類よ。ミントの香りに気を付けろ!
ひょっとしたら、傍に悪魔が居るかもしれないぜ!
人間界にはそこかしこに悪魔が点在する。
ある街の奥深く、今夜も一人・・・
そこはかとない人間を
お前も製造業にしてやろうかぁー!!
だけど、人間界の猫ちゃんにハッカ油は有害なので
猫好きの悪魔は虫に刺されたら別の虫よけを用意すべし。
要するに、俺様も猫ちゃんにはモテたいんだぜ!
悪魔探偵:
「基本、蝋人形じゃなくて製造業なんですね・・・」
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